子どものお金の教育は、何歳から始められるのか。 私の答えは「保育園児から可能」です。私は6歳のとき、学習机を自分の貯金だけで購入しました。親に買ってもらったのではありません。全額、自分のお金です。
この経験で身についた「目標を決めて準備する」という感覚は、約50年経った今の資産運用にそのまま生きています。
この記事の要点
- 6歳(小学1年生)のとき、保育園児の頃から貯めた貯金で学習机を自力購入した
- きっかけは親の「学習机が欲しければ、自分のお金を貯めて買いなさい」という一言
- 身についたのは貯金の技術ではなく、目標設定・自己規律・準備の習慣の3つ
- 両親がしたのは「目的を示す」「管理を任せる」「肩代わりしない」の3点だけ
- この感覚は、貯金箱が投資や資産運用に変わった今も本質は同じ
「机は自分で買いなさい」子どものお金の教育は一言から始まった
きっかけは、まだ私が幼い頃に親から言われた一言でした。
「学習机が欲しければ、自分のお金を貯めて買いなさい」
両親は、産めよ増やせよ世代。当時は母方の祖父母が子供の学習机を買う風習であったため、7人きょうだいの母は実家の負担を少しでも減らしたかったのです。
今振り返れば、この一言が私にとって最初の「お金の教育」でした。教材も説明もありません。ただ、欲しいものと、それを手に入れる方法が、はっきりと結びついたのです。
保育園児が貯金箱で始めた「資産管理」
それから私の「学習机貯金」が始まりました。まだ保育園に通っていた頃の話です。
親戚からもらったお年玉やお小遣いを、私は一つひとつ大切に貯金箱へと入れていきました。
貯金箱にお金を入れるたびに「机に一歩近づいた」と確信する毎日。私は貯金箱の中身が増えていくことに喜びを感じるようになっていました。
ここで大切だったのは、貯まっていく過程が自分の目で見えたことだと思います。銀行口座ではこうはいきませんでした。
6歳で学習机を自力購入。目標を達成した日
ついにその時が来たのは、小学校1年生になった直後のお正月でした。最後のお年玉を手にして、目標金額に到達。
お正月明け、我が家に学習机が搬入されました。本当は、少し金額が足りなかったのですが、幼い私が支払いのため貯金箱からお金を出して数えている姿を見て、家具屋さんが不足分をおまけしてくれたのです。
自分の手で支払った学習机。届いたばかりの机の引き出しを開けた時の、あの木の香りと「やり遂げた!」という高揚感は、今でも忘れることができません。
6歳の貯金体験が教えてくれた3つのこと
今思うと、幼い私を信用して、お金の管理をさせてくれた両親にも感謝しています。
この経験で私が学んだのは、単なる貯金の技術ではありません。
| 学んだこと | 内容 | 今の資産運用では |
|---|---|---|
| 目標を決める | 「いつまでに、何のために」を明確にする | 何年後にいくら必要かを先に決める |
| 規律を守る | 周囲に流されず、自分のルールを守る | 相場が動いても積立を止めない |
| 準備した人だけが選べる | 準備をした者だけが理想の未来を手にできる | 続けた分だけ選択肢が増える |
大人になった今、扱う対象は「貯金箱」から「投資」や「資産運用」に変わりました。しかし、本質はあの頃と全く同じだと感じています。
子どもの金銭感覚を育てるために、両親がしてくれた3つのこと
特別な金融教育を受けたわけではありません。両親がしてくれたのは、次の3つだけでした。
- 目的をはっきり示した — 「貯金しなさい」ではなく「学習机が欲しければ」。ゴールが具体的だったから続けられました
- お金の管理を最後まで任せた — 貯金箱は私のものでした。いくら貯まったかを数えるのも、支払うのも私の役目です
- 途中で肩代わりしなかった — 見かねて足してくれることはありませんでした。だからこそ達成感が自分のものになりました
子どもにお金の教育をしたいと考えている方には、まず「子ども自身が本当に欲しいもの」を目標に据えることをおすすめします。私にとっての学習机がそうだったように、動機が本物でなければ習慣は続きません。
よくある質問
Q. 子どもにお金の管理を任せるのは何歳からがよいですか?
私の場合は保育園児の頃からでした。金額を計算できなくても、「貯金箱の中身が増える=欲しいものに近づく」という感覚は幼くても理解できます。数字が分かるかどうかより、目標を本人が理解しているかどうかが重要だと感じています。
Q. 目標金額に届かなかったらどうすればよいですか?
私も実際には少し足りませんでした。結果的には家具屋さんがおまけしてくれましたが、大切なのは足りないという事実に子ども自身が向き合う場面をつくることだと思います。親がすぐ埋めてしまうと、その経験が失われてしまいます。
Q. お年玉は親が管理したほうがよいのでしょうか?
一律に決める必要はないと考えています。私はお年玉を「学習机貯金」という明確な目的に紐づけていたため、自分で管理する意味がありました。使い道のない大金を渡すのではなく、目的とセットにするのがよいのではないでしょうか。
Q. この経験は大人になってから役に立ちましたか?
役に立ちました。現在はインデックスファンドを中心に資産運用をしていますが、「目標を決めて、ルールを守り、続ける」というやり方は6歳のときと変わりません。貯金箱が証券口座に変わっただけです。
まとめ:お金を増やすことは、未来を自分で選ぶこと
ここで一つだけ、質問させてください。
今、あなたが手に入れたいと思っているものは何ですか。
それは6歳の私にとっての学習机と、きっと同じものです。金額の大小は関係ありません。目標を決めて、自分のルールを守り、コツコツと準備をする。それだけで、手の届く未来は確実に増えていきます。
このブログでは、かつての私が机を手に入れた時のように、皆さんがそれぞれの「理想の未来」を自分の力で手に入れるための『お金の増やし方』を、等身大の言葉で綴っていきたいと思います。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします。

コメント